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2008.12.16 (Tue)

傍聴の内容

件の、自動車の窃盗の審理です。

今日も前回の続きということで、弁護人からの被告人質問。

いついつには何をしましたか、という質問にほとんどの時間が費やされました。その中で、つまり、盗む意思で車を所持したのではないですよ、ということ。

そして、被告は、貸してくれている親分がその車の盗難被害届を出すと聞いて、今の自分の状況が本当に窃盗になるのか、という確認を警察や弁護士に相談し、弁護士の助言の通りにキーを親分に配達証明郵便で送っている、と。そこまでして窃盗の意思があったといえるのか、ということだと思います。

また、元々住んでいた親分の会社事務所に近寄らなくなったのは、親分から「事務所に近づくな」というメールがあったからということも主張しました。事務所に寝泊まりしなくなったのは、車を持って逃げているからではなく、親分からの指示があったからだ、ということです。

さらに今日は、警察の取り調べにも問題があったということも質問の中で明らかにしたようです。

被告は、自身が保管している車(つまり借りていた車)が親分から盗難の被害届が出ていないかを警察署へ確認しにいったのに、署では盗犯担当の刑事が出てきて、いきなり取調室に連れて行かれた、と。まだその時点では逮捕されていませんよ。時間としては正午少し前だった記憶といいます。逮捕された時間は午後10時44分です。

その逮捕前の取調室でも、1度の食事以外は水さえも飲食物を口にさせてもらえず、また、1度だけトイレに行かせてくれた以外は、取調室から出たいと訴え出ても刑事は取り合わなかったといいます。

そして、被告の携帯電話は刑事に取り上げられて、何度も着信があったが出してもらえず、一度だけ姉からの電話に出してもらえたが、「すぐに切れ」といわれて切らざるをえなかったということです。

少年院あがりなので保護観察処分中のようで、保護観察官の調書も取られています。それについて、観察官は「仮釈放の処分取消のためには事実ではないようにしなくてはならない」ということで、保護観察官からの質問調書には事実ではない内容があるということもいっていました。ただその観察官は、「親分のやっていることは良いことではない。裁判で明らかにしてほしい。」ということは言ったそうです。

前回と今回と聞いた時点では、どうも被告人に非はないような流れです。そりゃ弁護人からの尋問なので当然かも知れません。やはり検察からの尋問を聞いてみないと、本当のところは分かりませんね。

弁護人が終わってからエレベーターホールで被告側関係者と会話しているのを聞きましたが、「検察と裁判所っていうのは意地悪なところだからね。難しいよね。」と言ってはいました。傍観者から見た感じとしては結構上手くやっているような気がしますが、それでもやっぱり被告人有罪となってしまうんですかね。

次回は1ヶ月以上先になってしまいますが、何とかしてまた行ってみようと思います。

他に今日は、2件見ました。

一つはメインイベントの前に同じ法廷で行われていたもの。自動車運転過失傷害。

年配の男性が一時停止を十分に行わず優先道路に飛び出し、数台を巻き込む事故を起こした、と。それで数人の負傷者を出しているものらしいです。一番ひどい負傷としては脳挫傷を起こさせ、植物状態になってしまった人がいるといいます。残念ながら今回の審理では、事故の詳しい状況、負傷に至る経過は分かりませんでした。

何ていうか、より不幸なことにといいましょうか、一番の負傷を負ったのは近所で親しくしていた人とのことです。

今日は審理でした。次回判決ということで。

今回、その脳挫傷を負った負傷者のご子息が検察側の意見証人(?)として意見を述べていました。

なんでも、加害者からは誠実な対応をもらっていないとのことです。このことをして、被害者感情としては厳罰ならずとも然るべき刑事罰を望む、ということを検察は主張したいようでした。これまた、その脳挫傷を負った旦那というのが、事故の2ヶ月後に亡くなっています。もちろん事故は旦那さんには直接の被害を与えていませんが、ご子息の意見陳述によると、心労による過労死に違いないということでした。随分と憔悴していたそうです。また、事故後すぐの頃には、より不誠実な言葉も受けたといい、被害者と加害者とは関係がこじれている模様です。

そういうえば、途中から入ったので忘れかけていましたが、先に加害者の妻が証人として立っていました。最後の方しか聞けませんでしたが、妻はなかなかちょっとまだ加害者側として誠実な対応ができていない、という裁判所側としての印象が取って見えました。

で、求刑としては実刑で禁固2年、とのことでした。さぁどうなるのでしょう。ちなみに加害者、年配といいましたが、ぱっと見で70歳代中頃といったところでしょうか。

で、メインイベントの後に見た一件。有価証券偽造・行使、詐欺。です。

これも審理。

なんか、3回だか4回起訴されているみたいです。後から後から被害届が出たのでしょうか。

話としては簡単です。自分の経営する会社(手形割引を主な業務にしているのかな? 貸付とかやっていたみたいです)の資金繰りが危なくなり、会社の倒産を避けるために手形を偽造し、その手形を使って手形割引を受けて現金を詐取した、ということです。

なかなか事業に噛んでいたり手形を学んだ人でないと分かりにくい話ですが、庶民レベルで換言しますと、偽の金券を作ってそれを金券ショップで売った、というようなことです。

起訴された事実での犯行額としては1億5千万円ほどだったでしょうか。他に被害が届けられていないものも含めると総額で5億円弱だそうです。ヒヒヒ・・・。

で、今日は2時間行われたうちのほとんどの時間が、その偽造した手形の確認でしたね。偽造手形の現物を検察官が示して「これに見覚えはありますか」「あなたが作成した部分はどこですか」「これはあなたが偽造したもので間違いありませんか」をひたすら繰り返しです。これを1時間半ちかくやりました。同じことの繰り返しで、さすがに眠くなっちゃいました。手形は全部で90枚くらいあったとか言っていた気がします。

なんでも、白紙の手形用紙を売るブローカーというのもいるみたいです。要するに、それを使って手形を偽造して金作んな、みたいなことですか。すげー世界ですよね。

被告人は全面的に起訴事実を認めていて、偽造手形の確認でも全てについて覚えがあるということでした。反省しているとのことです。

最後に2人、情状証人ということで、被告の兄と、被告の内妻が立ちました。

兄からは、兄弟としてできることは自分の出来る範囲ならば誠実に対応したいということで、検察・裁判所からの質問はありませんでした。

内妻については、やはり、被害業者へは誠実に対応させてもらい、然るべく和解させてもらえるようにしたいということでした。ただ検察からは結構突っ込まれて、要は、妻として、犯行による夫の変調に気付かず犯行を止められなかったのか、という感じでした。金銭面でいろいろと聞かれて、しかし内妻は、夫から渡される毎月の生活費(主に食費と雑費でということです)以外に、殊に夫の仕事については本妻ではない遠慮から特段興味がなかったので「知らない」ことばかりと言っていて、ちょっと検察と裁判所の心象が悪かったかも知れません。正直、私としても、この人はちょっと空気読めていないかな、頭の回転が悪いかな、という感じはしました。

これは次回は、被告人質問を弁護人が申請して通りましたので、それをするということです。2時間の設定で、1月13日だったかな、です。次回は日にち的に見に行けないかも知れませんね。残念です。

とういうことで、今日見てきたものでした。
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